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ポリオ友の会東海の成り立ち 顧問 横井敦子 | ||||||
1998年、平成10年5月の朝日新聞紙上に神戸ポリオ女性の会〔現、ポリオネットワーク〕の記事が写真入で大きく報じられました。 たまたま日曜日で、ゆっくり新聞を見ていた私はその記事に釘付けになりました。私自身、5歳でポリオに罹患し、右下肢に後遺症を残してはいましたが、大変軽症で障害者だとは考えも及ばず、普通に、或いはそれ以上に動き回っていました。旧制女学校時代から歩くことは校是として行われていたので、ある程度の自信は持っていましたし、60歳末までは大好きなゴルフにも旅行にも打ち込んで過ごすことが出来ました。 平成8年11月、突然の左下肢の激痛に襲われて、脊柱管狭窄症との診断を受けましたが、その後,大腿筋の筋肉痛、痙攣、痩せを経験し、それがポストポリオ症候群(PPS)であることを知りました。 会を立ち上げるに際しましては、故長嶋淑子先生の論文の数々を読ませて戴くチャンスに恵まれ、先生からもお励ましのお手紙を戴いて、まだまだポリオの罹患者の方々に私の轍は踏んで頂きたくない、PPSにこれ以上悩んでいただかないよう、少しでも予防策は講じられないものかのおもいばかりで、発会の決心を致しました。 以後、やがて10周年を迎えますが、沢山の皆様に支えて頂いてここまで来ることが出来ました。 ポリオのワクチンの接種が1961年より実施されて国内での発病は根絶されました。その事が、医療界にも社会的にも忘れ去られた疾病になろうとしています。全国各地のポリオの会の方々と手を携えて、声を高くして運動を進めていきたいものと切望いたします。 |
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ポリオ友の会東海 顧問 横 井 敦 子 |
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ポリオ友の会東海 代表 向 山 昌 邦 |
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